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注染

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主に浴衣、手ぬぐいを染める技法として1900年前後より現代に受け継がれてきた、注染。
専門の職人一人一人の手仕事が集結し、作られています。
生地を染める為の型を専門の彫師さんが作り、その型を用いて糊置き職人さんが防染したい箇所に糊を乗せる。
染料の広がりを抑える為に、更に細かく糊で柄を囲み土手を作り、壺人(つぼんど)と呼ばれる職人がその土手の中に
染料を注ぎ込みます。「注染」。注ぐ染めの由来となる作業です。


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この注ぎ込んだ染料を機械(コンプレッサー)を用いて吸引するという工程を生地の裏表から施す為、
生地の裏表に同じ柄が表れるのも注染の特徴の一つ。
染め上げた生地の糊を洗って落とし、天日干しをかけ、ようやく完成します。
人の手で行う染色法だからこそ生まれる、注染ならではのやわらかな柄のにじみ。
ティグルブロカンテの洋服の中でも、夏の訪れを告げる代表的なシリーズです。


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