児島・佐用・大阪出張 ~物作りの現場を見る~
2020年9月9日
皆様お久しぶりです、中野です!
先日物作りの現場を見に、児島・佐用・大阪へ出張に行って参りました。
現場の様子を皆様にもお見せするために、今回も写真をメインにご紹介していきたいと思います!
まずはお馴染み、晴れの国おかやま-児島へ…ですが今回は珍しく雨模様となりました。
個人でインディゴの枷染めをされている職人さんの元へ
枷染めとは、束ねて輪っか状にした糸を、染料へ浸ける→絞る→空気にさらして酸化させるという作業を何度も繰り返して染めていく染色技法です。

こちらの加工場さんでは、次回シーズンに向けて新しい染色技法などご提案頂きました。
20年秋冬のコレクションにもインディゴ枷染めのニットが登場予定ですので、是非チェックしてみて下さいね!
お次は児島でシャツを中心に縫製して頂いている縫製工場さんへ

こちらでは40名を超えるたくさんの方々が裁断、縫製、プレスなど各工程に分かれてラインを組み、作業されています。
ちょうどティグルブロカンテのアイテムも縫製中でしたので、撮影させて頂きました!


上写真は裁断パーツを縫い合わせて行く工程です。
このようにティグルブロカンテのアイテムは、1人の縫い子さんによって一点一点丁寧に縫いあげられていました。
より綺麗な仕上がりになるよう、現場でも様々な工夫がされていて、1つのアイテムも工場さんの細かな工夫と技術によって成り立っているのだなと改めて感じる時間となりました。
こちらのアイテムも20年秋冬コレクションにてもうすぐ登場予定です!
お次は染めの加工場さんへ

ティグルブロカンテのアイテムは全てこのような加工場さんで洗いや染めが行われ、皆様のお手元に届いています。

こちらは以前ご紹介した注染という染色技法を行うための機械です。
ホース一本一本に染料を通し、下からバキュームで吸うことで染め上げる事が出来ます。
ちょうど使用直後だったようでカラフルな染料が見られますね!

このような染料をホースから通して染め模様を表現していきます。
どの色をどこのホースから注ぐか、緻密に計算された複雑な作業です、、!
注染やタイダイ染めなどの特殊な染めは、現場の職人さんと何度も打ち合わせや実験を繰り返して理想のイメージに近づけていきます。
複雑な作業だからこそイメージに近づけるのに時間がかかる時もありますが、その分出来上がった時の感動もとても大きく感じますね!
お次は兵庫県佐用町に移り、初めて伺うレザーの工場さんへ

元気な柴犬さんがお出迎えしてくれました!

保育園の跡地を利用した工場さんとの事で、長い廊下に部屋がいくつもありました!
レザーの工場さんは初めて見せて頂いたのですが、たくさんの機材などの設備に驚きました!

こちらは戦前から残るとても古く貴重なミシンとの事。
とても太い番手の糸で厚みのあるレザーを縫うことができます。
実際に動いているところを見せて頂きましたが、ボビンの動きがとても独特で見入ってしまいました!

こちらはレザーをベルト状にカットする機材。
自由な幅に調節する事ができます!

こちらはレザーの上に型を置いて裁断する機材。
右側の棚にある型を左の機材の上に置き、上からプレスをすることであっという間に型を抜くことができます!


弊社の企画・生産スタッフ藤木がレザーの裁断を体験させて頂きました!
カーブに沿ってのカットがなかなか難しそうですね、、!
このようなたくさんの機材や職人さんの技術によってこれからの物作りの幅も大きく広がります。
ここでしかできない手作りの良さ活かして、またティグルブロカンテらしい物作りを行っていきたいと思います。
お次は大阪へ移り、ネパールでニットアイテムや小物などを生産している会社さんへ打ち合わせに伺いました!


いつもたくさんの付属やサンプルがあり、見ているだけでワクワクしますね!
こちらで生産中のネパールニットも20年秋冬コレクションにてもうすぐ登場予定ですので、皆様お楽しみに!
皆様、如何だったでしょうか?
今回は初めてレザー工場さんへ伺いましたが、たくさんの機材やサンプルを見る事ができとても新鮮で収穫のある時間を過ごすことができました!
ブログをご覧になった皆様にも、ティグルのアイテムを手に取った際にそのアイテムが出来上がるまでの背景を楽しく想像して頂けましたら嬉しいです!
最後までご覧頂き有難うございました!
中野
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