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掛井五郎さんの話 その2

2022年4月24日

 

掛井五郎さんの話、その2でございます。

 

引き続き、作品の世界と共に、掛井五郎さんのひととなり、ご一緒に感じて頂けましたら幸いです。

 


【I・RO・HA of KAKEI】

 

 

 

“いの一番に手が動く” 

 

前回ご紹介した雑誌Esquireの特集の構成をされた、文筆家の佐伯誠さん。掛井さんとは長いお付き合いをされていて、以前に掛井さんのZINE「KAKEI Journal」の構成にも携わっていらっしゃいました。今回ご紹介するのはそのジャーナルの第四号、掛井さんのいろはカルタ。説明よりも一見にしかず、掛井さんの哲学をご覧ください。

 

 

 

“根っこはあっても根をおろすな”

 

“老いてこそパンク”

 

“見たとおりじゃないリアル”

 

“ニンゲンも虫もおんなじ”

 

“オイ!変貌し続けろよ”

 

…アトリエでお会いした、朗らかで柔らかい雰囲気のままの言葉もあり、本能に素直な言葉もあり。展示会の際は現物もおいておりますのでお気に入りの一言、見つけてみて下さい。

 

 

 

【カケイブローチ】

 

 

もともと掛井さんとティグルとのお付き合いはブローチのお取り扱いから始まりました。それは身に着けて、持ち運ぶことのできる”歩く彫刻”。

 

 

掛井さんが作った型を使って職人が銅で鋳造、シルバーでメッキ、一つ一つ手磨きで仕上げます。同じ型でも表面の質感や光り方が異なる仕上がり。金属なのにどことなく、生物のような有機的な雰囲気。ぐっと存在感のあるブローチです。

 

ネックレスコードを通せる穴も付いていますので、お好みの編み紐や皮紐を使ってネックレスとしても楽しめます。

 

 

 

今回の展示会期間中にブローチをご購入頂いた方には、オリジナル生地で作るブローチケースをお付けいたします。是非お手に取ってご覧ください。

 


【PLEASE11 (2019年3月発行)】

 


掛井さんの作品とファッションのスタイリングがキュレーションされたマガジン”PLEASE11″(2019年3月発行分)


編集された北原徹さんの写真と文章にて、山梨の小渕沢にある掛井さんの作品収蔵庫と、掛井さんのアトリエを訪れたときのことが描かれています。

 

 

特集のタイトルは”Born to create.”、副題には「掛井五郎さんのこと~息をするように、ものをつくる~」。

 

 

以下、一部引用となります。


一心不乱に描いていたり、夢中で何かをつくる、という集中力よりはそれをすることが当たり前といった風情。つくるために生まれてきた、そんなものづくりのように感じられるのだ。

 

こちらの掲載誌もイベントにてご覧頂けますので是非ご覧ください。

 

 

【QBプリント】

 

 

今年の夏、ティグルブロカンテのオリジナルプリント生地は彫刻家・掛井五郎さんの作品をコラージュしています。連作の油彩、「昆虫記」の中の一作、女王蜂をモチーフにした作品です。生き生きとした筆致を感じるベースに、蜂のモチーフが散りばめられています。

 

 

 

ハンドプリントで生地全体にモチーフを刷っていく、昔ながらの手捺染の技法で生地プリントを仕立てています。

 

 

 

 

 

手作業から生まれる風合いと、掛井作品の融和性、是非お楽しみくださいませ。この夏、各店店頭や卸先様でもご覧頂けますし、イベントにも勿論ご準備致します。お楽しみに!

 


さて、掛井さんのエピソード、次回で最終回、その3に続く…

 

 

TIGRE BROCANTE イチノセダイ

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