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徒然ティグル 2015.4.1

2015年4月1日

幟屋 noboriya 石北有美展、ティグルにて今週末まで開催中です。

会期中は石北さんのオリジナルアイテムとともに”作品”としての染めのタペストリーも

展示しています。今日はその一部をご紹介。

 

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今春夏、ティグルでも使用しました柄の生地、”南国の花”。

イベント期間中、幟のように店頭に提げていますが、絶大な存在感を放っています。

しっかりと生地に浸み込んだ染料がシックで深い色に。プリントの鮮やかさとは違った趣です。

 

 

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“瀬戸内の春”

春らしい暖かい色目。少しずれて重なった染めの風合いが陰影のようで、立体的にも見えます。

素材の生地は麻。石北さんによると、素材によっても色の出方が異なるのだとか。

 

 

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“南瓜”

同じ型でも配色が異なると別の顔になります。赤のカラーリングは石榴かアケビのよう。

因みにこちらの生地は石北さんが以前に注染で製作したものになります。

 

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柄全体を見ると、パターンが線対称になっているのがわかります。

生地を蛇腹に折りたたむことで表裏が染め抜かれる、注染の特徴が現れる部分です。

 

 

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こちらも注染の作品、”躍動”。

同系色のブラウンを3色用いて染めています。渋くダイナミック。

 

 

ご紹介した作品は全て、ほぼ長さ400cm、幅120cmのサイズで作成されており、

実際に広げるとその大きさ、迫力に驚きます。

 

柄の構想、カラーリング、型彫り、染めの工程、その全てを一人で一貫して行う姿勢の真っ直ぐさ。

4月5日まで開催。是非、一つ一つの作品をじっくりご覧になられて下さい。

 

 

 

今日はエイプリルフールですね。

 

 

 “嘘”の印象的な話。

先日の休みにDVD。ちょっと切ない物語が見たくなり、久々に引っ張り出してきてみました。

 

かつての東ドイツにて、ベルリンの壁崩壊後に昏睡状態から目覚めた共産主義者の母親に

ショックを与えないよう、手を変え品を変え、あたかも東ドイツ世界が継続しているかのように

嘘をつき続ける息子。対して世の中は目まぐるしく若い世代に魅力的な資本主義に傾倒していく。

 

コメディタッチなのですが、一つ一つのエピソードがそこはかとなく切ない映画です。

春の夜のお供に是非。

 

本日、オープン前からラパン・横田の「今日花見行くよ!」の小嘘に踊らされたイチノセでした。

 

TIGRE BROCANTE イチノセダイ

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